Fumiya Tazaki
NHK「あさイチ」ディレクター
田崎 史也
Q1.業界歴とこれまでの経験番組、役職
業界歴 8年目
TBS「Nスタ」AD
TBS「Nスタ」ディレクター
Q2.今まで一番印象に残っている仕事は?
東日本大震災11年目の「TBS震災特番」です。
東北で活躍する若者を視察するツアーに参加したのをきっかけに、原発事故により一時、人が住めなくなった町に集まる若者起業家たちを取材しました。「新たなフェーズへ」という言葉がふさわしい、被災地に夢をもたらす姿だと思いましたが、すぐ隣町には未だに立ち入れないエリアがありました。明るい部分だけではない現実とどう向き合い伝えることができるのか…、改めて考える取材となりました。
Q3.テレビ業界を目指したきっかけとクラッキに入社した理由は?
僕が小中学生の頃、テレビは絶対的なコンテンツでした。登校して、まず話に挙がるのは「昨日見たテレビ番組」。小学生の頃は夜9時までに寝るのがウチのルールだったので友達の話にもどかしい思いをしたことを覚えています。その分、憧れが大きかったのかもしれません。就職活動は、何か他の業界と比べて、決断をしたわけではなく、自然とテレビ関係の仕事にエントリーしていました。その中で一番早く採用の連絡をくれたのがクラッキだったんです。
Q4.この仕事をしていて良かったと思うことは?
「知りたい」が広がることです。僕が入社から7年勤めた「Nスタ」は目まぐるしい働き方でした。昨日はゴミ屋敷について。今日は大量発生したトドについて。明日やることはまだ決まっていない!みたいに、いま起きていること、関心が高いこと、たくさんの話題に触れ、毎日たくさんの取材を繰り返しています。すべてを楽しむのは正直難しいけれど、「もっと知りたい!」と思えるトピックにたくさん出会うことができます。まず飽きることはありません。
Q5.将来の目標
子どもが生まれて、Eテレの子供番組漬けなわが家ですが、改めて大人でも見ていると意外にクセになる仕掛けがあることに気づきました。年をとっても色々な興味、関心を絶やさず、自分の子供にも見てもらえるような番組を作りたいと思っています。
Q6.就職活動をしている学生に一言
テレビに関係することなら、古臭いけれど、読書は役に立ったかも。原稿を書いたり、取材のための申請をしたり…文章を読み書きする力、伝えたいことを簡潔に表現する力はやっぱり重要です。
それ以外なら…「友達と遊ぶべし」ですね。